Soyブログ

2025年7月26日 土曜日

みよしジアミンアレルギー 豊田市ジアミンアレルギー




最近、ご近所のお客様に「朝からお店にいるの、見たよ〜」なんて言われてしまうことも増えてきました(苦笑)。実は早朝から、お客様のカラー施術に関する論文を読んだり、後輩に技術指導したり、より良い技術を目指して“朝活”しているんです。

さて、今回はそんな日々の勉強の中でも、お客様にお伝えしたい大切なテーマ、「ヘアカラーとアレルギー」のお話です。



■ ヘアカラーって、実はすごい技術!

カラーは気分を変えてくれたり、白髪を自然にカバーしてくれたりと、日常に彩りを加えてくれる存在です。でも、「頭皮がかゆくなったことがある…」「アレルギーが心配…」という声を聞くこともあります。

そこで今日は、ヘアカラーに含まれる成分「ジアミン」と、それが引き起こす可能性のあるアレルギーについて、少し専門的な視点も交えながらご紹介します。



■ 「ジアミン」ってなに?

ジアミンとは、ヘアカラーの色をしっかり髪の内部に定着させるために使われている成分で、具体的には 「パラフェニレンジアミン(PPD)」 や 「パラトルエンジアミン(PTD)」 などがあります。

これらは酸素と反応することで髪の中で発色し、色持ちの良いカラーを実現するキープレイヤー。しかし、強く反応する分、体にとって“異物”とみなされやすく、それがアレルギーの原因になることもあります。



■ アレルギーのしくみ〜なぜ突然かぶれるの?

「今まで何ともなかったのに、ある日突然かぶれた」というケースも少なくありません。これは遅延型アレルギーと呼ばれるタイプで、時間をかけて免疫が反応するようになります。

流れは以下の通り:
1. ジアミンが体内に入る
分子が小さいジアミンは、体内でタンパク質と結びつき「ハプテン-キャリア複合体」という“新しい異物”になります。
2. 免疫が異物を記憶する(感作)
皮膚の免疫細胞(ランゲルハンス細胞)が異物を発見 → リンパ節に運び → 「記憶部隊(メモリーT細胞)」が作られる。
3. 再び接触すると反応!
再びジアミンに触れると、メモリーT細胞が攻撃を開始。かゆみ・赤み・腫れ・水ぶくれなどの症状(アレルギー性接触皮膚炎)が現れます。



■ ジアミンがアレルギーを起こしやすい理由
• 反応性が高い:よく染まるというメリットの裏側で、体のタンパク質とも反応しやすい。
• 繰り返し使うことが多い:1回目で大丈夫でも、10回目で発症…というのは珍しくありません。



■ SOYでできる「予防」と「安心」のための取り組み
• パッチテストの実施
 皮膚科で「ジアミンアレルギー」と診断された方でも、実際にはアルカリ剤による刺激性皮膚炎だったというケースもあります。SOYでは、複数の成分に対して丁寧なパッチテストを行うことが可能です。
• 丁寧なカウンセリング
 過去に少しでも違和感を覚えたことがある方は、どんな小さなことでもスタッフにお伝えください。
• 異変があればすぐにお知らせを
 施術中・後にかゆみやヒリヒリ感などがあれば、すぐにご相談ください。対応が早いほど悪化を防げます。



■ 美容師歴30年の実感として

「ジアミンアレルギー」という言葉は近年よく聞きますが、実際に美容師仲間で発症した方は、30年のキャリアの中でもほんの数人。とはいえ、“少ないから大丈夫”ではなく、すべてのお客様に安心していただくために、私たちは日々学び、準備しています。

今朝も、ちょっと難しい専門論文を読みながら「どうしたらもっと安心・安全にカラーを楽しんでもらえるか?」を考えていました。



今週の予約枠はすべて埋まっております。
1ヶ月以内のご予約は非常に取りづらい状況です。
ご来店いただいている顧客様には、次回予約のご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

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投稿者 Soy hair&relaxation

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