Soyブログ

2025年7月17日 木曜日

みよし美容室 豊田市美容室



美意識は「育てる」もの──土砂降りの雨の中に見つけた感性の芽

たまに美意識とは?センスとは?と
聞かれたりするので美容師さん向けにツラツラと…

日々のサロンワークで「美意識をどう高めていくか」は、技術と同じくらい大切なテーマだと感じていませんか? お客様の“似合う”を引き出す力や、ヘアデザインの深みは、単なるテクニックだけでなく、私たちの内側にある「感性の土壌」が育ててくれるものです。

土砂降りの雨の中で見つけた美意識について、お話ししたいと思います。



今朝、家を出た瞬間、土砂降り。しばらく軒下で立ち尽くしていると、ただの雨がいつの間にか「美しい現象」に変わって見えました。

アスファルトに跳ね返る雨粒のリズム。
街灯の光に照らされた水煙の揺らぎ。
傘の縁を伝う水滴が描く、まるで筆跡のようなライン。

そのときふと、「ああ、こういう瞬間に美意識の芽は育つんだ」と感じました。



蟻牙スピリッツというブログでは、「美意識は芽のようなもので、放っておけば枯れる」と表現されていました。意識的に育てていくことで、技術やデザインの“軸”に変わっていく──それがプロとしての“美の筋力”だと。

では、どうすればその「芽」を育てられるのか。私たち美容師はどう日常を捉え、感性を磨けばよいのでしょうか。

▷ 1. まず「気づく目」を持つ

たとえば、朝の通勤中。
・空の色がいつもより少し濃い
・電線にとまった鳥の羽のグラデーションが美しい
・通りすがりの人の着こなしの中に新しい配色のヒントがある

そんな些細な気づきが、感性のセンサーをオンにします。



▷ 2. 美を「深く味わう」習慣

同じ景色も、時間帯や天気によってまったく違う顔を見せます。
晴れた日と雨の日で、街の色温度は大きく変わりますよね。

美容も同じ。光の入り方でカラーの印象が変わるように、一つの現象を多面的に観察する力は、ヘアデザインに厚みを与えます。



▷ 3. 小さく「共有」する

感性はアウトプットすることで、さらに磨かれます。

・撮った写真に短い一言を添えてSNSに投稿する
・同僚に「今朝の空、すごく綺麗だったよ」と話す
・お客様との会話に、日常の“美”を織り交ぜる

そうした小さなシェアの中で、自分の中の「美意識の軸」が少しずつ太くなっていきます。



美容師は、“美”を職業にしている特別な存在です。

でも、その「特別」は特別な感性ではなく、「気づく・深める・伝える」という地道な積み重ねの中で育っていくものだと、私は思います。

次に土砂降りに出会ったら、ぜひ立ち止まってみてください。
「雨はただの天気ではなく、美しさのレッスン」かもしれません。



美意識を育てる時間は、技術を磨く時間と同じくらい、プロとして大切な投資。
その“芽”を、日常の中でどう育てるか。
今日のサロンワークにも、きっと何かヒントがあるはずです。

僕達…日本人は生まれつき持っている
感じですよね…

お客様皆様は、足元にお気をつけてお越しくださいね。



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投稿者 Soy hair&relaxation

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