Soyブログ

2026年5月19日 火曜日

豊田・みよし市|50代からのファッションと髪型は「引き算の美学」。自分に戻る大人の贅沢

さてさて、月曜日はカット講習。
火曜日は奥さんと練習や事務仕事…。

「美容師さんって、よく勉強するんですね」と言われますが、やはり常にアップデートしていかないといけない仕事だなぁと思います。

お客様も年齢を重ねると、髪質や頭皮だけではなく、ファッションや“自分らしさ”についての相談が増えていきますからね。

そんなことで最近は、ファッションの歴史を少し勉強しています。

50代になると、ファッションに距離を置く人が増えますよね。

「もう若くないし」
「派手なのは似合わない」
「何を着ればいいか分からない」

でも本当は逆なんじゃないかなぁ…と個人的には思っています。

20代や30代は、“流行に合わせる”ことがファッションだった。
けれど50代からは、“自分を知った人だけができる装い”が始まる年代。

流行を追いかけるより、
「自分が心地いい」
「自分が好き」
を選べるようになる。

それは若さとは違う、大人だけの自由です。

歴史的に見ても、ファッションが民衆化したのは産業革命以降。

たとえば1940年代。
戦争の影響で女性たちは働くことを求められ、ファッションも変化しました。

装飾を削ぎ落としたシルエット。
肩のラインを強調したジャケット。
働く女性のための“機能美”が重視される時代になります。

その流れの中で、クレア・マッカーデル は、“女性を締め付けない服”を作りました。

動きやすく、生活に寄り添い、それでいて美しい。

現代の50代女性にも必要なのは、こういう視点なのかもしれません。

頑張りすぎない。
でも、手を抜かない。

その絶妙なバランス。

そして1947年、クリスチャン・ディオール の「ニュールック」が登場します。

戦争後の世界に、“女性らしさを楽しむ喜び”が戻った瞬間でした。

50代のファッションも同じなのかもしれません。

ただ若返るのではなく、
「自分らしい女性性」を、もう一度楽しむ。

最近のコレクションを見ても、その流れを感じます。

ステラ・マッカートニー は“強く自然体な女性像”を。
sacai は「違和感」の美しさを。
Marni は色彩の遊びを。
ドリス・ヴァン・ノッテン は、年齢を重ねたからこそ似合う深みを見せてくれます。

そして、COMME des GARÇONS や UNDERCOVER のようなブランドは、

「人と同じじゃなくていい」

という価値観そのものを表現しています。
(個人的には好きです…笑)

50代になると、似合う服が減るのではなく、“自分に必要ない服”が分かってくる。

だからこそ、本当に好きなものだけを選べる。

若い頃は、誰かに褒められるために服を着ていた人もいるかもしれません。

でも50代からは、自分の気分を上げるために着ていい。

お気に入りのコートを羽織る。
少し大胆なメガネをかける。
真っ白なシャツを着る。

それだけで、日常は少し変わります。

ファッションとは、“生き方の温度”が出るものなのかもしれません。

だから高級ブランドで固める必要もない。
ユニクロでも、ヴィンテージでもいい。

大切なのは、「今の自分に似合っているか」。

そして50代の女性が一番美しく見えるのは、“無理をしていない時”だと思います。

若く見せるより、“その人らしさ”がある方がずっと魅力的。

年齢を重ねることは、失うことではなく、削ぎ落としていくこと。

だから50代以降のファッションは、“引き算の美学”に近いのかもしれません。

懐かしいですが、樹木希林 さんが出演していた西武・そごうの広告。

「年齢を脱ぐ。冒険を着る。わたしは、私。」

あの言葉、今でも素敵だなぁと思います。

年齢を重ねた人が楽しそうにファッションを楽しむ。
それを見る若い世代が、「歳を重ねるのも悪くないな」と思える。

そんな連鎖が増えたら、世の中もちょっと明るくなる気がしています。

さて、水曜日からまた営業しますね。

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投稿者 Soy hair&relaxation

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