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2025年5月27日 火曜日
ドライヤー何いい みよし美容室 豊田市美容室
さてさて
7月のコンテストに向けて、サロンにこもって練習に励んでいます。今回は2連覇がかかっているので、かなり本気です。いろんなドライヤーやブラシを試して技術を見直しているのですが、こうしたコンテストの練習が、実はお客様の髪をより美しく仕上げる勉強にもなっています。
今回は、毎日のヘアケアに欠かせない「ドライヤー」についてお話しします。
お風呂上がりのドライヤー、ちょっと面倒に感じる方も多いですよね。「早く乾かしたいけど、熱で髪が傷むのが心配…」という声、よく耳にします。
実は、ドライヤーの“速乾”にはちょっとしたコツと、意外な秘密があるんです。
「熱い風で一気に乾かすのが一番!」と思っていませんか?実はその考え、今日で変わるかもしれません!
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本当に早く乾くのは、「熱」より「風」!
結論から言うと、風が強くて熱は控えめなドライヤーの方が、髪は早く乾きます。
「えっ、熱い方が早く乾くと思ってた…」と驚かれるかもしれませんが、理由はちゃんとあります。
髪が乾く仕組みは、実は洗濯物と同じです。洗濯物が乾くのは、繊維に含まれた水分が水蒸気となって空気中に飛び出す=蒸発するからです。髪も同じように、水分が水蒸気となって空気中に逃げることで乾いていきます。
ここでポイントになるのが、「蒸発した水蒸気をいかに効率よく追い出すか」。風が強いと、髪の周りの水蒸気を素早く吹き飛ばし、常に乾いた空気と入れ替えることができます。これが、乾きを早める秘訣です。
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熱いだけでは逆効果に?
逆に、熱が強くて風が弱いドライヤーはどうなるかというと、髪の水分は蒸発しようとしますが、その水蒸気が髪の周囲に溜まってしまいます。まるでお風呂上がりの脱衣所のような、モワッとした状態です。これでは新たな水蒸気が逃げ場を失い、乾きが遅くなるんです。この状態を「飽和」と呼びます。
さらに、熱を当てすぎることで髪や頭皮へのダメージも心配。パサつきやツヤの低下の原因にもなります。
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強い風が「早く・優しく」乾かす
風が強いドライヤーは、髪の周囲の水蒸気をどんどん吹き飛ばし、新しい空気に入れ替えるので、髪内部の水分がスムーズに蒸発していきます。まさに、風が強い日に洗濯物がよく乾くのと同じ理屈です。
つまり、熱で水分を飛ばすのではなく、水蒸気を効率よく逃がすことが速乾のカギなんです。
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ご自宅でも使えるプロのコツ
サロンでは、お客様一人ひとりの髪質やダメージの状態に合わせて、ドライヤーの使い方を工夫しています。ご自宅で乾かすときにも、以下のポイントを意識してみてください。
ドライヤーの風は、上から下へ、根元から毛先へ当てましょう。
一点集中させずに、ドライヤーを小刻みに動かして全体に風を当てると◎。
最初は強風でざっと乾かし、最後は温風や冷風で仕上げるのもおすすめです。
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意外とよく聞かれるドライヤーの使い方。今回は、速乾の仕組みを少しだけ専門的に、でも分かりやすくご紹介させていただきました。
水曜日から営業いたします。
土日午前中のご予約が大変混み合っており、変更等が難しい場合がございます。ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

投稿者 Soy hair&relaxation