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2026年3月 7日 土曜日

美容師の技術低下はなぜ起きた?落語家の徒弟制度に学ぶ本物の人材育成

さてさて昨日は卒業式の為に午前中を
お休みさせていただき有難う御座います。
中学生ともなると、統率力など凛としたものがあり2000年ぐらいから
始まったゆとり教育の反省から脱ゆとり教育に揺り戻ったそんな式でした

昨今の言われる
美容師の技術が落ちた問題
そんなことを言うと、少し意地悪に聞こえるかもしれません。

いわゆる美容師さんの早期育成→
ゆとり教育です。

でも、現場に長くいる人ほど、
「あれ?」と思う瞬間が増えているのではないでしょうか。

ハサミの持ち方とか、
ブローの手の動きとか、
お客様への声のかけ方とか。

何かが、少しずつ、
軽くなっている気がするんです。

その理由のひとつに、
「徒弟制度」がなくなったことがあると思います。

昔の美容師の世界は、
どこか落語家の世界に似ていました。

落語家は、師匠の家に住み込み、
掃除をし、着物をたたみ、
寄席の裏方をしながら、
芸を盗むように覚えていきます。

最初からマイクの前に立つわけではありません。

師匠の背中を見て、
言葉の間を感じて、
お客さんの笑いの空気を読む。

そういう「生活ごと学ぶ」時間が、
芸をつくっていくんですね。

美容師も、昔はそれに近かった。

朝早く来て掃除をして、
先輩の仕事を横で見て、
タオルをたたみながら技術の話を聞く。

シャンプー一つでも、
「音を立てない」とか、
「お客様の呼吸を感じる」とか、
技術書に書いていないことを学んでいました。

つまり、美容師は
仕事ではなく、生き方だったんです。

ところが今は、
とても合理的な時代になりました。

動画を見れば、
カットのやり方も学べます。

SNSを見れば、
トレンドも分かります。

言い方を変えると、
伝統文化の世界に、
ユーチューバーが入ってきたようなものです。

これは悪いことではありません。
むしろ、新しい表現は増えました。

でも、問題はここからです。

伝統文化は、
「時間をかけて身体に入るもの」です。

ところが、
ユーチューバーの世界は、
「すぐ結果が出ること」が価値です。

つまり、
育ち方の時間軸が違う。

美容の世界も同じことが起きています。

今は、
「早くデビューさせる」
「早く売上を作る」

そんな“早期育成”が当たり前です。

でも、人間の技術というのは、
そんなに早く育つものではありません。

むしろ、早くデビューした人ほど、
後から壁にぶつかります。

なぜかというと、
基礎を身体で理解する時間が
足りていないからです。

例えるなら、
ピアノで言えば、
指の練習を飛ばして
いきなりショパンを弾くようなものです。

音は出ます。
でも、深みが出ない。

美容も同じです。

技術というのは、
社会に出てからも、
ずっと勉強し続けるものなんですね。

むしろ本当の勉強は、
デビューしてから始まる。

お客様の髪質、
ライフスタイル、
価値観。

一人として同じ人はいません。

だからこそ、
経験が技術を深くします。

そしてもう一つ。

中間管理職の方なら、
きっと分かると思うのですが、

人は「教わったこと」より、
見た背中の方を覚えています。

上司がどんな姿勢で仕事をするか。
どんな言葉でお客様と話すか。

そういうものが、
次の世代を作っていきます。

徒弟制度がなくなった時代でも、
「背中の文化」は残せるはずです。

むしろこれからは、
それが一番大切なのかもしれません。

技術というのは、
道具ではなく、
人から人へ渡るものです。

落語がそうであるように。

だからこそ、
美容師の世界もまた、

「技術を教える」のではなく、
技術が育つ環境を作る。

そこに、
これからの時代の
本当の教育がある気がします。

そしてそれは、
きっと会社でも、
同じなのだと思います。

ってお後がよろしいようで…

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投稿者 Soy hair&relaxation

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